ごあいさつ

第5回「エネルギー賞」展は、エネルギーの新しい側面を模索した公募作品展です。本展は、「水(Water)/火(Fire)/原子(Atom)」をテーマに、オブジェ・イラストなど平面・立体の枠を越えて自由な感性のもと大胆に、かつ個性豊かに表現していただこうという企画展です。
高校生・デザイン関係専門学校・美術関係大学生・プロ・一般の方々など多数の応募をいただき、厳正な審査の結果ここに入選作品を展示しました。
さらに会期中にご覧いただいた皆さまの投票により最優秀賞を決定することとしております。
ご鑑賞の皆さまには、是非、作家の方々の「エネルギー」と新しい感性に触れ、お気に入りの作品に1票投じていただければ幸いです。

 

第5回「エネルギー賞」展
プロデューサー 佐々木雄旗朗
主 催 TEPCO銀座館
企 画 有限会社スタディオ・レグル

 第5回エネルギー賞展を迎えることができて、嬉しく思います。
 また、みごと審査を通過し、入選された方はおめでとうございます。
 この展覧会は、エネルギーにかかわる水(Water)・火(Fire)・原子(Atom)の3点をテーマに平面から立体まで、幅ひろい表現方法で誰もがチャレンジできるアート公募展です。
一次審査では584点の応募があり、その中から50点ほどの作品が入選しました。一次審査の作品の写真選考で、写真の善し悪しが審査に影響されることは避けられません。
残念ながら写真映りが悪いせいで選外になった作品も何点かありました。
 また、全体的な印象としては、昨年同様に個性的でおもしろい作品がたくさんありましたが、テーマを強く意識した作品が少ないようにも感じました。まったく自由に表現する事も良いですが、テーマを意識してコンセプチャルに制作する事も大変重要だと思います。それが発見となり、新しい手法となります。コラボレーションも同じよなことがいえると思います。公募展は、新しい創造や、発想を発掘できる場所でもあるのです。
 毎年、美術・デザイン学校の学生の出展も多いと思いますが、今年は、加えて北海道・京都など全国の美術学校がカリキュラムの一貫として、学校ぐるみでの出品も多くみられました。このような学校規模での参加も大歓迎です。学生同志が貪欲に作品づくりに取組み、刺激しあうことは大変良いことだと思います。
 昨年は、世界を揺るがすような事件がたくさんありました。アメリカにおける世界同時多発テロをはじめ戦争や凶悪犯罪など、決して他人事ではありません。私たちは表現できる環境にいれる事に感謝しつつ、真の自由とは何なのか改めて考えさせられました。
今年は、オリンピックやワールドカップなど大きなイベントもひかえておりますが、いつの時代もスポーツや芸術が政治に結びついて壊されてしまいがちです。少なくともアートを通して、世界が平和で心豊かな文化社会であってほしいと願います。
 次回もエネルギー賞展に、元気な作品が集まる事を期待したいと思います。 

審査委員長 斎藤 敏文